浮気や慰謝料・財産分与・親権・養育費に関することなど、幅広くご相談を承っております。実践的で丁寧なアドバイスと良心的で分かりやすい弁護士費用で、みなさまのご期待に応えます。
対応エリア:横浜市、鎌倉市、横須賀市、大和市、川崎市など神奈川県内・東京都近郊

離婚、男女問題、慰謝料に関するご相談は

離婚弁護士 北神 英典

〒231-0032
神奈川県横浜市中区不老町1-1-14 関内駅前エスビル4階 
法律事務所横浜きぼうの杜(もり)

受付時間:9:00~18:00(面談は夜間、土日祝も随時お受けいたします)

法テラス利用なら相談無料

丁寧で親身な対応を心がけています

私の事件簿(7)

無理やり書かされた600万円念書

 妻子ある男性と不倫関係にあった女性から依頼され、男性の奥さんから600万円の慰謝料を請求された裁判を受任しました。
 交際していたこと自体は、奥さんが雇った探偵に男性が女性宅に入り浸っている写真をバッチリ撮影され、言い逃れできる余地はありません。
 問題となったのは、この女性が書かされた600万円の慰謝料支払いの念書の効力でした。

 世の奥様方からはお叱りを受けてしまうかもしれませんが、妻子ある男性と不倫をしていた女性が、多少の不倫をしたくらいで600万円もの高額な慰謝料を払わなければならないということは、普通はありません。 
 問題の念書は、女性のマンションに奥さんと奥さんの母親が乗り込んできて、女性が泣きながら書かされたものでした。奥さんたちは「責任を取れ!」と、マンション中に聞こえるような大声で叫び、女性に対して、念書のひな形を突きつけました。
 女性は、奥さんの言い値の金額を書き込んで、なんとかお引き取りいただきました。
 しかし女性は「大変なものを書いてしまった」と不安に襲われ、当職の弁護士事務所に駆け込んできました。

 裁判で、当職は「念書は強迫されて書かされたものであり、効力はない」と主張しました。
 奥さん側とこちら側の主張は真っ向から対立し、奥さんと女性、それぞれの本人尋問や奥さんの母親の証人尋問が実施されました。
 その結果、女性が脅されて困惑のあまり念書を書いた-という真実が裁判所に伝わり、念書の効力はないとのこちらの主張を認めてもらうことができました。
 最終的には、裁判は和解で決着しました。女性は奥さんに200万円ほどの慰謝料を払うことにはなりましたが、念書に書かされた金額は払わずに済みました。

 もともと男性との不倫関係は、男性が独身であるかのようにウソをついて始まった-という、女性に気の毒な事情がありました。
 女性が奥さんに支払った慰謝料の大半は、後日、罪作りなこの男性から回収することができました。

前の事件簿へ

ご相談・お問合せはこちら

045-225-8504

045-225-8514

問い合わせフォーム

アクセス

〒231-0032
横浜市中区不老町1-1-14
関内駅前エスビル4階
法律事務所横浜きぼうの杜(もり)

電話受付時間

平日9:00~18:00

メールでのお問合せは24時間受け付けております。

面談日

土日祝日も対応しています。

詳しくはお電話ください。